雑貨そして日々の暮らし

思い切り楽しく 

美しいお辞儀 と言われました

あなたもお辞儀するんだね!?

アメリカの研究所で研究発表をした時のことです。





普段、研究分野が近くていっしょに行動している人々のなかに


アジア圏の人が偶然いませんでした。


アジアオリジンの人はいたのですが、アメリカ人だったり


カナダ人だったりで、


文化や風習はそれぞれの国のものです。



それで、私のお辞儀っぷりにびっくりしたらしいのですが、


経緯は以下の通りです。



さて、不肖私が発表をするということは、


大学のメーリングリストでOBOGにまで流れます。


それで、発表地近くに住むアメリカ在住の日本人の方々が、


わざわざ発表を聞きに足を運んでくださったのです。



もう予期せぬことでしたから、わざわざお越しくださった日本の方々を見て、


びっくりするやら、うれしいやら。


発表の後、お食事にまで招いていただいて、もう大感激でした。



この恩返しは、私が次の世代にしなくては。




そして、次の日、研究所に行くと


いつもの共同研究の仲間が


昨日の発表、とってもよかったよ


と温かい言葉をかけてくれました。


と同時に


「日本人のお友達も BEF(私のこと)も、やはりお辞儀で礼儀や感謝の心を表すんだね」


「そうそう。日本人同士だと、握手じゃなくて、やっぱりお辞儀だわ」


「さすがにお辞儀が上手だなと思ったよ。


すごく自然で、あー身についてるんだなと」


「そうお?」


「日本についていろいろ勉強したことがあって、その時お辞儀をするシーンがあったんだ。


自分もやってみたけど、なんか体を曲げる感じが不自然で、難しいなと思った」




そうなんです。来てくださった日本人の先輩方も、


もはや在米期間の方が、日本に居た時間よりきっと長くなっていると思うんですよ。


でも日本人同士の時は、やはりお辞儀です



よく、握手するときは、胸を張れ。


お辞儀しながら握手するもんじゃない。


等と言いますが、


もうお辞儀は幼少の頃より、習慣として自分自身と一体化しているんですね。


切り離しがたいものです。




しかし、アメリカにいて、まわりがアメリカ人だけの時の私はまったくお辞儀していないんだなあ


そう思うと、おもしろいですね。


きっと、日本で、日本に来たアメリカ人と握手するとき、私はお辞儀しそうですが。