雑貨そして日々の暮らし

思い切り楽しく 

ゴールデンウィーク直前に論文の直しが返ってきてどよーん

査読論文の査読結果が送られてきた


(イメージ)




私は社会科学系の研究員なので、


年に1本くらい学術誌に論文を投稿します。


これはもう当然のことで、


論文を出さない研究者は研究者とは言えない


とまでいわれています。


実際、長いこと論文を書いていないという例もなかにはありますが、


基本的にはある程度のペースで論文発表するのが通常だろうと思います。



要するに、テーマを決めて研究を実施し、


その成果を論文という形で世の中に発表する


ということですね。



私も、今年の早春に1本出しました。



論文には、査読があるものと、ないものがあります。



査読とは、同系統の他の研究者が


その論文の質をチェックするという意味です。


これはジャーナルひいては研究世界の質を担保するために行われます。



大まかに言えば、


1)このままでOK


2)少し修正が必要だが掲載可


3)大幅修正が必要


4)掲載不可


と言った具合に、提出された論文のクオリティを確認します。


一般に 1)はあまり多くないと言われています。


査読者は2-3人の事が多く、


それぞれの意見が異なっていることもままあり、


結構複雑です。


この査読を巡るいろいろな出来事を乗り越えなければ、


先に進めないのです。



昨今は、オンラインジャーナルの隆盛によって、


査読に時間をかけるよりも、即時性を重要視した方がよい。


質は、読み手が判断できる。


という意見も見かけるようになりました。


今後多少変化する分野かもしれません。




査読のあるコーナーに投稿するかどうか


すべての論文が査読を経ているとは限らず、


同じジャーナル冊子の中にも


査読論文とそうでないものとが、コーナーを分けて掲載されていることが


あります。


査読なしの場合は、査読者を立てず、たいてい編集部の判断で掲載します。



私自身に関しては、査読ありでいくか、


編集部チェックのみのコーナーに出すかは


自分で判断しています。



院生の場合、指導教授と相談して


どのジャーナルに出すかを


決めるケースも多いと思います。



研究者の実績としては


もちろん査読論文の方が上なのですが


結構消耗するプロセスなので、


大変と言えば大変です。



今回は査読ジャーナルに出したので、その結果が返ってきたということです


ゴールデンウィーク直前のうきうきした気分のところに


査読結果が届いたので、


うきうきも吹っ飛んで、きわめて真面目な緊張した気分になりました。


思ったより早く結果がいただけたことには、感謝です。


何か月も結果待ちということもジャーナルによってはあるようですから。


いただいた結果の内容をよく読んで、頑張りたいと思います。




(査読論文について後半は、またいずれ)