好きな和歌(短歌): 物思へば沢の蛍も我が身よりあくがれ出づるたまかとぞ見る 和泉式部
大変な情念です。
情が溢れ出て尚且つ端正で上品な歌になっているのは
和泉式部ならではでしょう。
西暦900年代の方ですが、
今日においてもその輝きは弥増すばかりです。
著名な歌人多々あるなか、
やはり私は掲歌をトップに挙げたいです。
沢の蛍も我が身よりあくがれ出づるたまか
ここが素晴らしいです。
蛍を、自分の身から魂が遊離して飛ぶ姿と、見立てているんですね。
その言の葉ひとつひとつが美しいです。
素晴らしく美しい言葉の配置です。
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