雑貨そして日々の暮らし

思い切り楽しく 

恋ともちがふ紅葉の岸をともにして  飯島晴子

好きな句です





春にこの秋の句を紹介するのは、

なんと言いましてもこの句が私のナンバーワンだからです。

飯島先生には時折ご指導いただくこともあって、

最後にお話しした時のことが今でも忘れられません。





「恋ともちがふ」と上五字余りで言い切った


上五字余りで、ばあんと言い切った。

恋ではないんです

恋人ではないんです



でも、私は実は恋なんでしょう? 先生

とお聞きしたいな。


先生は一旦発表した句は、

読者にゆだねられたわけだから

それぞれの読みを尊重すべきとおっしゃっていました。


ですから

おゆるしいただけるでしょう、こんなことを言っても。





「紅葉の岸」が本当に絶妙


俳句をおやりの方ならご存知と思いますが、

吟行と言って、俳句を詠むための野歩きやハイキングをすることがあります。


紅葉の岸は、きっと吟行の風景なんでしょう。

と思えば、「恋ともちがふ」 は、よく分かりますけれども、


これが私だったら、やっぱり恋寄りになると思う。


恋的友情かな。