雑貨そして日々の暮らし

思い切り楽しく 

あの(失礼ながら)ヨレヨレ信玄袋のおばあさんが顧客ナンバーワン?の大金持ちとは

もう数十年も昔の話です。今のことではないです



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都心の某銀行でお金を下ろしていると、

行員さんたちのざわざわ移動する気配がありました。

その銀行は2階にVIP室があるようで (私は案内されていないので詳細不明)

そこと1階フロアとを行き来しているようです。





そのうち入口付近にスーツを着た年配の行員さんたちや若い行員さんたちが並びました



ちょうど朝開店時のデパートのような感じです。


なんだろう? 誰か来るの?


ほどなく、とても小柄で背を丸めた

高齢の女性が入って来ました。

片手に杖、

もう一方の手には

ヨレヨレの信玄袋 (まことに失礼ながら)  を持っています。


この信玄袋のことは、今でもよく覚えています。

黒いレースで編まれていて、ところどころにビーズが付いているものでした。


重ね重ねまことに恐縮ですが、とても超富裕層の風体には見えませんでした。


しかし

みんなで、この方をお出迎えしていたというわけです。



ヒエー、大したものだなあ。


ヒソっと、

大金持ち顧客だ

ナンバーワン顧客だ

という他のお客の声が聞こえました。




夫の父親 (舅) にこの話をすると


金融に詳しかった舅にこの話をしたところ


相当持ってるんだろうな

金持ち風の格好なんてしないよ。

本当に持ってる人は自由にやってる


とのこと。


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この頃は、預金してもらうことが大切だった時代でしたね。

まあ、今も超富裕層が大切なことは変わりないでしょうが。