雑貨そして日々の暮らし

思い切り楽しく 

人生・損切のむずかしさ

こんばんは。
お立ち寄り、ありがとうございます!



何が難しいって、それは損切りでしょう

悔しいが、これ以上深手を負わないために撤退する


この判断はむずかしいです。


一歩先に、幸せがあるかもしれないのに、
あるいは、これだけの投資をしたのに
ここでやめてしまったら、
もったいなさすぎる


と思うのが人情です。



経済学では、sunk cost 効果と呼びます

たとえば(以下は架空のたとえ話です)、大金を投下して、トンネルを掘っているとします。


トンネルの先には、繁栄した町があって、その町との間にさらに太い道路を通すため、
トンネルを掘ることは大きなメリットがありました。


ところが、作業中に状況が急変します。
繁栄していた町に、家畜の疫病が発生し、人々は町を諦めて、他の地へ転居。
かつての町はゴーストタウン化したとします。


これまでトンネルを掘ってきた意味はほとんどなくなってしまいました。
道路建設のために投下した資金も無駄になりました。


さて、ここで、トンネル掘りを中止し、安全を確保した上で終結すべきという
合理的結論に達することができるか?


これまでにかかった費用(sunk cost) があまりに大きく、
中止の決断ができないとすれば、その心理状態をサンクコスト効果という風に
呼びます。



引き返すことの困難をつくづく思う

金銭的な投資行為はもちろん、
人生設計においても同様のことは、たいへんなむずかしさをもって
私たちの前に立ちはだかります。


難関試験を受け続けて、すべて落ち、10年20年といった歳月を過ごしてしまう。
本来なら、2-3回落ちた時点で、
自分に向いている分野なのか?
適性がないのではないか? 
獲得した点数(開示される場合)は今後の可能性をどう暗示しているか?
などを考えて、方向転換をした方がいいケースも多いのでしょう。


特に、予備校などでかなりの金額を投資している場合は、
引くに引けない気持ちになるのかもしれません。



私事ですが、最近金融商品への投資はまったくしていません。損切が下手なのでやめました

私に関して言えば、試験など、自分の身の振り方に関しては
かなりばさっと行く方ですが、


ダメなのが、株です。


損切が下手で下手で。
まったくダメなので、20年前に一切やめることにし、
その決意を今日まで守っています。(って自慢気に言うことじゃありませんが)



ではでは。
今日もお読みくださって、どうもありがとうございました!も